土用干し

土曜のきょう、洒落にもならんが土用干しをした。所帯を持ってこの方、梅干はカミさんの実家からもらっていた。
今年からは義母もトシなので、伝授されたやり方で自宅で漬けることにした。その伝授された方法の中に「土用干し」があった。


土用(今年は7月19日から立秋の8月7日までの18日間)のころは晴れの日が続く。漬けた梅をこの間の3日3晩をかけて天日に干し夜露にあてる。土用干しをすると梅は柔らかさを増して美味しくなるそうだ。

昔の人の知恵だろう。こんな風習があったことをこのトシになってはじめて知った。
「土用干し」というのは梅雨時の湿気を払うために衣服などを乾いた風の通る日に干す「虫干し」ぐらいに思っていた。
ネット検索すると、土用の頃田んぼを干上がらせ稲の根っこを強くさせるためにすることも「土用干し」というそうだ。


土用干しのついでにおととい、ひるがの高原「牧歌の里」で買って来たラベンダーの花も干した。
乾燥させた後、茎を切って花だけにして枕を作るそうだ。

 


この「土用干し」をはじめとする先人の知恵から受け継がれた”古きよきしきたり”、それは現在に生きる我々の生活に潤いと節目を与えてくれる。