「派遣切り」
労働者の「派遣切り」が毎日のようにマスコミを賑わせている。専門家でないので軽々しくモノをいうのは憚れるが、素人なりにこれだけは云っておきたいことがある。
規制緩和で労働市場が自由化されたことにより、経営側にとっては従来の期間従業員に加え派遣労働者が労務費の調整弁になって、効率経営ができるようになった。一方、労働者は最近の風潮として終身雇用で一生会社に縛られるのを敬遠して条件の良い働き口を転々とする傾向にあり派遣労働はそれに適した労働形態だった。
経済が右肩上がりのときは問題なかったが、百年に一度の経済危機に陥れば様々な問題が出てくるのは当然だ。
百年に一度のことだから想定外と言えばそれまでだが、自由化する際にはそれなりのセーフティーネットを構築しておくことが必要だったのでは・・・。素人だからこれ以上細部にわたったことはわからないが・・・。
労働者の方も、正規雇用、期間従業員、派遣労働者の中から自分が派遣労働を選択したことを自覚する必要があるのではないか。
年の瀬を迎え住むところがない人たちは本当に気の毒だ。マスコミはことさらにこういう面を取り上げる。
百年に一度の危機のときに与党も野党もなしに対策に取り組むべきであるのに、派遣切りに遭った人たちは政治にもてあそばれている感すらする。
<きょうの一枚> ブロッコリーの花 自宅 12月25日
庭のブロッコリーがうす黄色の小さい花を咲かせた。ネットで調べるといつも食べるつぶつぶの部分が花の蕾の集まりでそのまま放っておくとこういう花が咲くそうだ。