七草粥
きょう1月7日は七草粥の日。子供の頃は15日の小豆粥とともに毎年食べた記憶がある。美味しかったという記憶はない。
昨今ではスーパーで七草粥の食材を売ってるそうだ。「七草粥を食べて無事を祈る」なんてそんな風流な習わしに積極的にチャレンジする気もない。
とは云っても七草とはどんなものだったろう?芹沢先生の図鑑と共に我が家の草木のバイブル「四季の山菜 採り方・食べ方」で調べてみた。「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ これぞ七草」
母子草のごぎょうと庭・畑の天敵仏の座は憶えていた。あとの五つも調べてみると皆身近な所にあるものばかりのようだ。
せり、ぺんぺんぐさのなずな、はこべのはこべらなどは畦道や土手などへ行けばお目にかかれるだろう。仏の座は庭にも畑にもあって厄介者だ。かぶのすずなも大根のすずしろもやせっぽちだが畑にある。
本で調べていてひとつ大きな間違いをしていることに気がついた。仏の座はキク科のものとシソ科のものがあり春の七草の仏の座はキク科で正式の名はコオニタビラコ。仏の座は古名とのこと。七草のうち一番見つけにくい草らしい。
シソ科の仏の座は正式名称だが七草とは関係なし。こちらは食べないので混同は禁物と書いてある。
コオニタビラコ(ネット) 仏の座(開花した時:ネット)
仏の座(現在:自宅)
あの天敵とさえ思える仏の座がてっきり春の七草だと思い込み、昼過ぎにガキ仲間のブログに「七草で 庭の天敵 もてはやされ」なんていう川柳を投稿してしまった。いまごろ、野次馬が騒いでいることだろう。