路傍の花

mikawakinta632009-04-21

午後から雨。そういえば、きのう20日は二十四節気の「穀雨」。暖かな雨が地を潤し穀物を育て始める頃。
きょうの雨を見越してきのうトマトとインゲン豆の苗を植えたのは正解だった。きょうの雨がホントの「穀雨」だ。


今朝のウォーキング、農道の路傍や畦道に咲き普段あまり見向きもされない花をウォッチング。楽天の野村監督が、常に表舞台で脚光を浴び華やかなスター街道を歩いた長島茂雄さんを称して「ひまわり」、戦後最初の三冠王になりながら人気のないパ・リーグであまり脚光を浴びない野村さん自身を称して「月見草」といった。今にも降り出しそうで強風の中を三好丘の月見草ウォッチング。


  ● マツバウンラン

 
                   

農道の路傍で高さ50cmくらいの細い茎が強風に耐えながら百本近くがかたまって咲いている。1本、1本の草が細長いところを松葉にたとえたネーミングでないか? 花の形とかひょろりとした茎とかは庭のいたるところにこぼれ種で咲いているリナリアに似ている。


  ● ハハコグサ

  花のズームアップは上の<きょうの一枚>の位置

これも農道の路傍。土留めに沿って咲いていた。春の七草の御形(ごぎょう)がこれ。柔らかいうす緑色の葉の先に黄色の
花がつぶつぶになってかたまって咲いている。どうしてこの名前がついたか知らないが、母子草なんて聞くと終戦直後三益愛子の主演で母千草とか母子鶴なんていうお涙頂戴の母物映画が流行ったことを思い出してしまう。


  ● レンゲ

 

休耕田の片隅で畳1畳にも満たないような範囲で咲いていた。昔はレンゲを肥料として使うために、春になると至るところでレンゲ畑が見られた。そこで相撲をとったりプロレスごっこをやって服を汚した記憶がある。岐阜県の県の花でもある。
そんな関係で生まれ育った多治見あたりでもレンゲ畑が多く記憶に残っているかもしれない。


普段目にしても素通りしてゆくなんでもない花でも、ひとつひとつ細かく観察すると植物学的なことは分からなくても、色々なことを思いめぐらせ、なかなか味があるものだ。