休耕田

日の出の時刻が5時過ぎになった。ウォーキングで通う田んぼ道に吹き渡る風に、秋の虫の鳴き声に、季節はひそかにしのびやかに移り変わっている。


その田んぼ道をウォーキング中、一面雑草の休耕田の中に茶色っぽい穂先が風に揺れている麦らしいものが点々と目に付く。麦か稗かとカミさんと推測したが決め手がなし。結論は、どちらでもいいがもったいないことだ。せめて、ひまわりでも植栽してあれば目を楽しませてくれる。ひまわり畑にすることに税金を使われても無駄ではない。

        

     
        写真いづれも三好丘四つ池南   8月20日


国内で消費される小麦の90%以上が輸入に頼っていると言われている。それなら、これだけある休耕田で小麦を作ればいいのにと思うのだが・・・・。そんなに上手く行かないからくりがあるだろう。素人考えだが、米の価格を余りにも高くしたばかりに、小麦をせっせと作っても休耕田にしておいた方が得だ。ということになっているのではないだろうか。


今、選挙の最中。国政を担う人たちは国防の安全保障もさることながら、食料、エネルギーの安全保障も真剣にとりくんでもらいたいものだ。休耕田で真面目に小麦を作る人たちが報われるようにすることも一つの方策。休耕田に太陽光発電パネルを敷き詰めて安全無害な発電所を作るのも一つの方策。小規模な休耕田には、ひまわりや菜の花の作付けに奨励金を出すなど休耕田の活用方法はいくらでもあるだろう。