季節の花めぐり めったにみかけない花

きのうの「季節の花めぐり」の花編。晩秋から初冬に咲く花で初めてお目にかかる珍しいものが3種類ほどあった。

        ◆ ヤツデ

 

天狗のウチワでお馴染みのヤツデ。遠くから眺めると薄いクリーム色のホントに地味な花だ。近づいてみると、たくさんの花が集まってまん丸になっている。虫たちにアピールしているらしい。ヤツデが虫たちの少ない季節を選んで花を咲かせているのには理由があるという。虫たちにとってヤツデの蜜は冬越しのための貴重な栄養源、ヤツデにとってはライバルとなる花が少ないため昆虫を独占して確実に花粉を運ぶことができるとのこと。自然界の摂理には驚き入るばかりだ。


        ◆ チャノキ

      

茶畑はよく見かけるが、花までは見たことがなかった。サザンカに似た花だと思ったら、ツバキ科だそうだ。葉はお茶になり花も楽しめ、刈り込みがきくから生垣にも利用でできるかも。


        ◆ ナギイカ

 

樹高40〜50cmの低木に長さ2〜3cmで厚手の丈夫そうな葉に見えるのは枝の変形したものらしい。そのいわゆる葉っぱの裏に1cmあるかなしくらいの可愛い花が咲いている。花も人と同じで、目立ちたりがり屋もいればナギイカダの花のようにシャイなものもいる。