氷山の一角

天気はよくなったが冷たい北風の一日。それもそのはず、あす7日は暦の上では二十四節気のひとつ”大雪”。冷たい北風が吹き雪が降る頃である。毎月第1日曜は公民館で早朝からの老人クラブの月例会。それが終わった後からは、公民館では行政区の行事、”収穫感謝祭”。秋に行政区の田んぼで収穫したもち米で餅つき、餅と豚汁の食べ放題、藁で正月飾りつくりなど天気に恵まれ大盛況だった。

 
    ちびっ子の餅つき              正月飾り作り


月例会の席上、自主防犯の役員からわが行政区の10月の犯罪件数はゼロだったが11月から12月にかけて3件もの空き巣事犯があったようだ。気をつけてくださいとの報告があった。「あったようだ」というのは風のたよりで防犯の担当の耳に入るだけで交番では掌握してないからである。


3日ほど前にウチの隣に空き巣が入った。和室の押入れが荒されただけで何も盗まれなかった。1年ほど前に近所にやはり空き巣が入り財布から現金が抜き取られた。いずれの場合も警察に届けなかった。被害がなかったり、あったとしてもわずかな金額だからということで警察で調書を取られるのを嫌って届けないのだ。


このことから、犯罪とか交通事故とか統計の数字に表れるのは現実の姿のごく一部に過ぎないということがおぼろげながらわかっていたが、身を持ってわかった。統計の数字として出てきたのは、大げさに言えば「氷山の一角」に過ぎないと思っておけばまちがいないだろう。