異変

きのうの雨から一転秋に逆戻りしたのか、それとも一足飛びに春が来たかと思うような穏やかな日差しで暖かな一日。
きのうの中日夕刊に「季節はずれの夏、ヒマワリが富山で満開」との見出しで田んぼ一面に花を咲かせたヒマワリの写真が載っていた。


この暖かさでセーターも脱いで三好丘の丘陵地のウォーキングをしていると、富山のヒマワリほどショッキングでもないが、異変が起きている。

 
     高砂ユリ                菜の花

大根畑の土手に高砂ユリが咲いている。夏の花の高砂ユリがまだ頑張って咲いているとブログにアップしたのは調べてみると10月27日だった。それが、12月も半ば近くになってもまだ咲いている。おそらく、散らずに残っていた種が秋の暖かさで発芽したのだろう。
ラクターで整地して種を蒔いた菜の花畑はさすがにまだ咲いてないが、小さな畑では菜の花が咲いている。


 
     ムスカリ                ノースポール

ウチの庭に目を転じると、いつのまにかムスカリがひとつだけ咲き出した。これも調べてみると、今年の2月7日にブログにアップした。一番寒い時期を土の中で過ごせばいいのにもう咲き出した。なぜかしら、ノースポールだけは咲き始めが遅い。去年は11月15日に咲きはじめたとブログにアップしたのに・・・。


世の中デジタル化が進んで人の思考回路も何でも白黒をはっきりさせないと気が済まないようになったのではないだろうか。この花は何月頃から咲き始めるとかこの鳥は何月頃渡って来るとかというように。気まぐれな自然界のこと、ましてや地球の温暖化が進んでいることを考えあわせると花の咲く時期、鳥の来る次期などは曖昧なものであって然るべきものだろう。

そうはいっても、この時期にユリや菜の花が咲いていると”異変”と思いたくなる”季節の移ろい”に敏感なおじさんです。