お神札

mikawakinta632009-12-29


天気予報で言っていた通り今年最後の青空で穏やかな天気。街では買出しなどで慌しい歳末風景だろうが、わが周辺ではいつもと変わらぬのどかな田園風景。とは言っても一歩神社のお役に踏み込むとやはり慌しい歳末風景になる。


こと神仏のこととなれば神聖なる世界で俗社会で言うノルマの押し付けや、確固たる縦割り組織とは無縁のものと思いがちだが、なかなかどうして厳しい世界だということをお役をして痛切に感じた。


毎年秋になると上部組織から新年用の”お神札(おふだ)”が割り当てで送られてくる。売れても売れなくても割り当て分は振込みをしなければならない。正月飾りをする時にお神札を新年用に変える家が多いので、この時をめがけて売り込みをするのだ。のどかな田園風景を楽しんでいる余裕もなくなるワケだ。


旧来からの住民の方達は純粋な信仰心からお神札を求められているというのに、他の氏子役員の方はどうか分からないが、自分はお神札をまるで商品のように扱ってしまうことに誠に不謹慎と反省しきりだ。信者の方にお神札を授けるのは神に仕える資格を持った方がしてしかるべきだと思う。


神社は地域のコミュニティー的存在だという持論には変わりない。理想は神社の中核となる神事はプロに、コミュニティー活動は氏子でと役割分担すべきだろう。まるっきり素人の氏子がこんなことをしていたらバチが当たるような気がする。


<きょうの一枚>  冬の花壇   12月29日  自宅

カメラのマジックで林の中で花が咲いているように見えないこともない。バラの木の下で咲いている名前を知らない草花。
高さ10cm足らず。花の直径5〜6mmの小さい花。種があちこちに飛び庭の随所で見られる。