節分

節分。いくらデジタル時代になっても杓子定規で計ったようにあすから春の陽気になるというわけには行かない。科学がいくら進んでもまだまだ自然を乗り越えることはできない。科学が自然を乗り越えることができないからこそ、花鳥風月に ”もののあはれ”を感じるこころが育まれ 早春賦のような ♪春は名のみの風の寒さや といった名曲が生まれるだろう。

             

午後、所用で豊田へ出たついでに梅の名所、平芝公園の梅林に立ち寄った。節分寒波で文字通り春は名のみの風の寒さの中で全体がまだまだ「蕾かたし」の状態。梅林には人っ子ひとりもいない。一種類だけ咲いていた。


節分といえば20年くらい前まではウチでもいわしの頭をヒイラギの小枝に刺し魔よけとして玄関口に飾っていた。近頃お目にかかることがなくなった。その代わりか、恵方巻きを食べることが多くなった。この恵方巻き、大阪に赴任中にこんなものがあるということを初めて知った。今では、この地区のスーパーでも力を入れて売り出す商品になっているようだ。
いわしの頭やヒイラギの小枝では内需拡大に貢献できないが恵方巻きなら大いに貢献だ。


夕方、近くのご夫婦が二人の手作りといって恵方巻きを2本差し入れしてくれた。夕飯は西南西に向かってごちそうさま。