韓国 若者の恋愛観

きょうは暦の上では二十四節気の「雨水」。寒さも峠を越え、空から降るものが雪から雨に変わる時節である。にもかかわらず、けさの寒かったこと。多治見では氷点下2度だったらしい。せめて部屋の中だけでも春らしくしようと、紅梅と菜の花を出窓に飾った。部屋の中はもう春だ。

      


悠学カレッジ「韓国の今を知る」の最終回。きょうは「若者の恋愛観」

● 儒教思想に基づいた伝統的な倫理観は朝鮮戦争後の50年代に崩壊し、西洋の自由奔放な風潮になった。

● 80年代の前半までは知人、友人の紹介による結婚を前提にした恋人探しであった。

● 90年代はネットを通じての異性との出会い、2000年代は携帯電話を通したモバイルミーティングに変化。

● 昨今では消費産業が若者の恋愛を演出している。バレンタインデイ、ホワイトデイを初めとして毎月14日はカップル  の日で4月ブラックデイ 5月ローズデイのように・・・。

● 各大学では教養科目として恋愛学を開講。大学の学生相談センターではデート術やカップルコミュニケーションのプロ  グラムを用意している。


日本も韓国も「男女7歳にして席を同じゅうせず」の思想から公の場でも恋愛のことを話せるほど社会が西洋化した過程は、ほとんど似たようなものだ。社会・経済の仕組みや宗教まで異なっていても男女間のことは別次元のことで、人類すべてに共通する面が多いと言うことだろう。