衣の下の鎧

mikawakinta632010-03-17

あすがお彼岸の入りともなると朝5時半には東の空が白み始める。きょうは朝日が眩しい朝だった。そして、真冬のように冷めたい風の一日だった。


今の政権の公約の目玉でもある「子ども手当」法案と「高校授業料無償化」法案がきのう衆院で可決され今月中には成立の見通しが立ったらしい。最近の新聞やテレビではこれらの法案を施行する際に出てくる矛盾点や不合理な点をとりあげてああでもないこうでもないとやっている。こんなことは法案提出前に議論しておく問題だろう。


例えば「子ども手当」の場合だと、父母が海外に在住している場合とか外国籍の在日外国人の子どもは手当てがどうなるかとか、「高校・・・」の場合特別な控除がなくなり却って出費が多くなる場合があるとか朝鮮高校はどうするかとか色々問題が取り上げられている。


1億3千万人誰もが諸手を挙げて賛成するような法案なんてあるはずがない。新しい制度を法案化する際に、予測される不合理点、矛盾点を洗い出しその対応策を講じて提案すべきだろう。それが、なされていないから問題先送りになっているケースが多いし、マスコミが大衆の味方づらをして騒ぐ。参院選挙前に手当てが支給されて票に繋げようとする意図がみえみえだ。国民の福祉の名を借りた党利党略のためのバラマキ法案でないか?衣の下に鎧がちらついている。



<きょうの一枚> タカトウコヒガンサクラ  3月17日  三好丘

あざぶの丘手前の農家の庭に高さ5mくらいの大きな桜の木。信州高遠の有名なタカトウコヒガンサクラだそうだ。赤みがかった色、やや小ぶりな花の形。毎年、四つ池の周囲のソメイヨシノより10日くらい早くから咲いている。