世の中捨てたもんじゃない

きょうも好天に恵まれ、市内の老人クラブ連合会の「三好池歩け歩け大会」。1周約4k半を300人くらいが歩いた。いい汗をかいた。池の周囲のアジサイはまだ少々早かった。

午後は名古屋での月例の飲み会。電車に乗ると、きょうから衣更えで白いセーラー服、白いワイシャツの高校生の姿がやたら目に付く。もう、そんな季節だ。近くの栗林では栗の花が咲き始めている。さすがに、まだあの独特の匂いは漂ってこない。

先日の女子プロゴルフツアー。スロープレイでペナルティーを科せられた選手がキレて途中棄権してしまい物議を醸したことがあった。なんとも後味の悪い出来事だ。そうかと思えば男子ツアーでこんな出来事があったと先日配信されたメルマガに投稿されていた。


 「車椅子少女へのプレゼント」

千葉のゴルフ場で開催されたプロゴルフの日立3ツアーズ選手権でのできごと。中嶋常幸選手は第一打を打ち、フェアウェーを歩く間に突如、キャディにボールを要求してサインし、ギャラリー最前列にいた少女に歩み寄り、そのボールを手渡した。
そして、同じ組で回っていた石川遼選手にもサイン帳にサインするように言い、同じようにその少女にプレゼントさせた。

ベテランらしい行動と言えばそれまでだが、中嶋選手には車いすの少女に対する思いやり、いたわり、人間愛すら感じた。
ゴルフ観戦で、こんな光景は初めて。中嶋選手に心の底からありがとうと言いたい。少女もきっと感激したと思う。

いい話だ。中嶋選手は20年来のファンだ。3年ほど前に中日クラウンズのプロアマ競技についてまわったことがある。他のプロは自分のフォームとかコースのチェックに一生懸命だが中嶋選手はアマチュアーの人に懇切丁寧にアドバイスをしていたのが印象に残っている。こうして中嶋選手はプロゴルファーとしての意識を若い石川選手にも伝えたかったのかもしれない。さすがベテランの行動だ。世の中捨てたものじゃない。