監視社会

mikawakinta632010-06-06

青空の日が続いたが久方ぶりに雲間から薄日の漏れる程度の日曜日。


豊田に住んでいたころの隣の家のお嬢さん、両親が共働きだったのでウチの娘達同然に育って米国人と結婚し米国籍も取った。1歳になる女の子を連れて1ヶ月ほど一時帰国、今週帰国する。娘のうちの誰かがウチへ来ると会いに来ていた。その時の話。


米国では子どもを一人だけにすることは法律で禁じられているそうだ。そして、通報制度があって子どもを一人だけにしていると通報され罰せられるそうだ。彼女、ガソリンスタンドがプリペイド式のセルフなので子どもを車に乗せたままスタンドの事務所にプリペイドカードを買いに行っていたら通報されたと嘆いていた。地域社会が住民を見張りあう相互監視体制、どこかの独裁国家を彷彿させる。


そうはいっても、わが国でもいたるところに監視カメラがあって自分の知らないうちに記録をとられている。駅で、コンビニで、銀行のATMで。監視カメラは犯罪者だけを監視しているわけではない。何の許可もなく善人、悪人の区別もなく老若男女の一挙手一投足までこっそり監視され記録されている。


たった一人の悪人のために何百万、何千万の人間の人権を無視するようなことをしなければならないかと思う反面、相互監視体制や監視カメラは犯罪抑止のための必要悪と割り切らなければならないのかとも思える。これ以上難しいことはわかりまへん。



<きょうの一枚>  ノイバラ  三好丘丘陵地  6月5日

路傍のゴミの吹き溜まりのような場所にまるで”掃き溜めの鶴”のように真っ白なノイバラが咲いている。こんな光景がウォーキング中に何箇所もある。悠学カレッジ「ふるさとの自然講座」でノイバラは日本の野生のバラの代表格だと聞いた記憶がある。 「野ばら」の歌で ♪童はみたり 野中のバラ・・・・・紅におう野中のバラ と歌うが赤い野バラもあるのだろうか?