観察

入梅前の束の間の好天。グラウンドゴルフのプレイヤーも早朝といえど真夏日を予感させるかのようにみな半袖で夏の装束だ。


夏の草花といえば「ハンゲショウ」。きのうの緑化センターでの観察ではまだ葉が白くなっていなかった。一昨年の6月10日の「クマさんの日記」を読み返すとこの日、悠学カレッジ「ふるさとの自然」講座で豊田の自然観察の森へ行っている。
そこでハンゲショウの花が咲き、葉が半分白くなっているのをはじめて見た。同じ豊田市内でもこんなに違うものか。?
種類の違いもあるかもしれない。生育している環境の違いもあるかもしれない。

 
08年6月10日 自然観察の森    10年6月9日 緑化センター

ネットで調べてみてもその答は出ないが、こんなことがわかった。「ハンゲショウ」は「半夏生」とも「半化粧」とも書く。
半夏生」は二十四節気をさらに細分化した七十二候の半夏生の頃(7月1日頃)に葉が白くなることからのネーミング。
「半化粧」は葉が半分ほど白くなることからのネーミング。葉が白くなるのは、昆虫を介して受粉するのに美しい花がない、香りもない、蜜の分泌もないことからの知恵として進化したとのこと。


そういえば、虫を誘うために白い葉の飾りのある花がきのうの緑化センターにあった。「イワガラミ」だ。誰かが、白いのは葉っぱか花かと質問したら先生がそう答えていた。


イワガラミ 虫を誘うための白い葉

なんだか子どもみたいだが、色々観察してゆくと興味がつきない。菅内閣が支持率を上げた原因を観察すると小沢さんを「悪役」に仕立てた。これは小泉内閣抵抗勢力を作って高支持率になったのと同じ手法だ。