トイレ掃除のおばさん

連日の猛暑。グラウンドゴルフもこの暑さには勝てず、いつも32ホールプレイするところを半分に短縮。桜公園のトイレに行って掃除のおばさんに出くわした。そして、「ごくろうさま」とねぎらいの言葉をかけた。ねぎらいの言葉をかけるのが照れくさくてなかなかできなかったが、メルマガのある投稿を読んだのがきっかけでするようになった。用をたしながらそんなことを思い出した。

  7/22 自宅
 今年もまた出現 フェンスのヘクソカズラ


その投稿はある高校教師からのもの。教師が生徒達に「あなたの見つけたプチ紳士・プチ淑女」というテーマでレポートを書かせた。何人かの生徒が掃除のおばさんのことを書いた。「学校のトイレ掃除のおばさんは、いつも笑顔で挨拶してくれる。トイレ掃除ををする時は、いつも素手でニコニコしながら掃除をしてくれている。」「決して楽しい仕事じゃないのに、いつも笑顔でいられるのはすごいなあと思う。」

  7/17 自宅
     カンナ&カリン


教師はそのレポートをコピーしておばさんに渡した。おばさんは満面の笑みで礼。そして「私は頭が悪いからトイレ掃除だけは一生懸命やろうと思っている。(中略)勉強しに来てる生徒さんの邪魔にならんように。」

  7/20 三好丘農家
  農家の庭先に咲くアジサイみたいな花


教師はその時、悪事がばれてテレビで謝罪しているような”偉い人”よりも、この小柄な「トイレ掃除のおばさん」の方が、はるかに人間として上だと確信した。そして、おばさんが喜んでくれたことをレポートを書いた生徒に伝えた。それを聞いた生徒もまた、笑顔で喜んでくれたという。


こんな投稿を読んだのがきっかけで、掃除のおばさんに照れもなくねぎらいの言葉がかけられるようになった。