平均寿命の記録更新

mikawakinta632010-07-27

午後からは薄雲が広がり「炎暑」は避けられたが相変わらずの「猛暑」。


けさの新聞に2009年の日本人の平均寿命は女性86歳、男性79歳で4年連続最高を更新したと出ていた。女性は65歳以上の「高齢期」が一生の四分の一以上を占め、男性でも五分の一を占めることになる。つい数十年前までは「人生50年」と言われたものだが、それから寿命は30年も延びている。


古来、不老長寿は人類最大の願いである。半世紀前の人々が願った長寿の夢はほぼ実現したのではないだろうか。医学の進歩、生活環境の改善で、そして何より年金制度によって高齢で所得があり続けられることは、「高齢期」の余暇を意のままにすごせる。これは不老の方も半世紀の間に随分進んだ証といえるだろう。今の日本は人類最大のの願い「不老長寿に最も近づいた天国」といってもいいくらいだ。えらく楽観的な考えかもしれないが・・・・。


自分の親やそのまた親の世代のように「老い」は”嫌なもの””苦しいもの”ではなく一生のうちの四分の一、五分の一を占める束縛から解放された「高齢期」を謳歌したいのだ。それだけ人生の過ごし方、楽しみ方は多様化している。


単なる長生きではなく「健康で長生き」は自己責任。年金、医療、介護など社会保障制度の見直しは国の責任。「ねじれ国会」で政策を停滞させている余裕はないはずだ。「高齢期」真っ只中のおじさんの新聞記事読後感。


<今日の一枚>  梅の土用干し  7月27日 自宅

梅を漬ける際、土用の頃に太陽の強い日差しと夜露に三日三晩あてることで日ごとに色づき、皮や果肉が柔らかくなるそうだ。
「高齢期」真っ只中のおばさんも親から受け継いだ知恵だろうが、次世代に引き継ぐべき娘たちはまったく興味ないようだ。