げげげの女房

台風の影響か朝から曇り空。昨夜は夜中に雨が降り炎暑、猛暑も多少和らいだ一日。

 8月7日三好丘
     ドングリ                 クサギ
立秋も過ぎ木々も秋に向けての準備が忙しい。ドングリも”らしく”なってきた。クサギも色づき始めた。



NHKテレビ朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」を見ていると、島根県の方言で「ちょっこし」(少し)とか「だら」(馬鹿)といったセリフがしばしば出てくる。金沢に10年住んでいた我ら夫婦、その度に島根も金沢も同じ方言かといつも話題になる。


そこで、大胆かつ無責任な推理をしてみた。江戸時代に大阪から瀬戸内海を通り関門海峡を経て日本海沿岸を北上して北海道への海上輸送をしていた北前船が大いに関係しているのではないだろうか。
                       

「げげげの鬼太郎」の故郷島根の境港は北前船の寄港地であった。能登半島の付け根にある福浦港はかつて北前船の風除け港として賑わい、遊女の街として栄えた。馴染みの客との別れを惜しみ、少しでも長く港に引き留めるために海辺の地蔵さんに腰巻をつけた。すると海が荒れ船は出港をやめたという。今でも小高い丘の上に地蔵があり、野口雨情の歌碑が建っている。


能登の言葉は海路を通じて伝わった言葉が多いということを何かで読んだ記憶がある。出雲ことばが能登や金沢ことばと共通点があるというのは北前船の乗組員がもたらしたものではないだろうか。