古橋懐古館

気温と円の高値、株の安値が止まらない。欧米各国、中国が自国の通貨安を誘導あるいは容認して景気回復を図っているのに対し、政権与党の代表選に気をとられて経済政策がおろそかになっているわが国はこれで大丈夫か?

 ノボタン 8/21 三好丘


きのう稲武に行った際、古橋懐古館に立ち寄った。現役時代の同僚あり麻雀仲間であったF君がリタイヤーして故郷に戻り、この施設を運営している財団法人の常務理事をしているので訪ねていった。数年前に奥さんに先立たれ一時落ち込んでいたが、すっかり元気になっていて安心した。


稲武で300年前から酒造りを業としてきた古橋家、6代目が国学に傾倒して江戸に上がり勉学に励むと同時に国学者や勤皇の志士などの書画を収集した。これを7代目、8代目も引継ぎ、昭和21年に財団法人古橋会に寄付して展示しているのが懐古館。吉田松陰勝海舟西郷隆盛坂本竜馬などの直筆の書が見もの。

 古橋懐古館

学芸員を常駐させれっきとした博物館にすることが彼の目標のようで、それを豊田市はバックアップしてくれるらしい。だが、そのためには建物の耐震補強を自前でしなければならないので頭が痛いと悩んでいた。”なんでも鑑定団”に出したら何百万、何千万と値のつきそうな書画・美術工芸品が目白押し。博物館古橋懐古館となり、ローカールから全国区に飛躍することに期待したい。