民主党代表選挙

歴史に残る記録的な暑さがまだ2週間ほど続くそうだ。そして、こちらも政治史に残りそうな民主党の代表選挙がきょう告示になった。報道される範囲内でウォッチングしているからには、その感想を断片的にせよ記録しておかねばなるまい。

   8/30 黒笹
シラタマホシクサの群生地の中でのイボクサ


● このインターネット時代に、伝書鳩が右往左往して仲介役を務めても元々資質に欠けるからコトがうまく運ぶはずがない。
仲介役が抽象的でかつ含みをもたせたような話をして詰めが甘いから、被仲介の両者は自分にとって都合のよい解釈をする。最後に被仲介の両者が会ってみると内容に開きがあり、決裂してしまう。挙党態勢の解釈がいい例だ。片や、挙党態勢で権力の中枢に入ることをイメージし、片や名誉職で残ってもらうことをイメージする。伝書鳩は双方にいい顔をしたいから、もめごとの核心に触れないでコトを進めてしまう。 このクセは生涯直らないだろう。


● 伝書鳩、記者会見で「自分は小沢さんに総理大臣にしてもらったから、今回は小沢さんに恩返しする。」と話している。一国の総理を務めた者が記者会見で国民に向かって話すことだろうか?まったく公私のけじめがついてない。3ヶ月前に「政治とカネ」の問題で身を引いた2人が舌の根が乾かないうちにまた表舞台に出る心境がわからない。


● 小沢氏が勝って、腹心の輿石、山岡両氏と3人揃って時代劇の衣装をつけたらタレントも真っ青の悪徳代官のそろい踏みになりそうだ。
  


● 「政治の世界の一寸先は闇」と言われるほどだから、政治評論家でも選挙の行方、選挙後の行方はなかなか読めないだろう。ただ言えることは、民主党の同好会的な文化と、小沢氏が旧田中派から持ち込んだ戦闘集団の手法。両者の激突に遺恨も絡んだ戦いになるだろう。 政治をこういう人たちにもてあそばされる国民こそ悲劇だ。