スポーツ美談

きのうの雪が積もることもなく青空がよみがえったけさの空。相変わらず風が身を切るように冷たい。


3年前の2月11日の日記にはクリスマスローズが咲き始めたと記してあるが今年はまだこんな状態。今週の土曜19日は二十四節気の「雨水」。そろそろ寒さも和らぐ頃だ。その頃には咲き出すだろうウチのクリスマスローズ


大相撲の八百長問題。百家争鳴で高みの見物を決め込んでいるが、”おとしどころ”がはっきりしないだけに色々な意見が出るだろう。そんな中、小学校の国語の教科書に出ていたスポーツ美談を思い出した。大筋こんなことだったと思う。


第一次大戦後のこと、日本のテニスチームはデビスカップで米国に挑戦した。清水選手はチルデン選手と対戦。死闘を繰り広げていた時に清水は足を滑らせ転倒したチルデンに叩き込まず、やわらかなボールを送った。チルデンは態勢を立て直し、清水にボールを打ち返した。結果はチルデンの勝利だった。


この美談、相撲で言ったら”人情相撲”だろう。双方で談合したワケではないから八百長の範疇からはずれるか、それとも片八百長だから八百長の範疇か?相撲もスポーツ、スポーツ界はグローバル化、いついかなる時もガチンコ勝負を標榜するならばこの美談は”日本むかし話”になるだろう。神事、伝統芸能、スポーツ興行それらの線引き、従事者の生活保障などなど考えるとアタマが混乱する。やっぱり、高みの見物がいい。