ニオイスイセン

きれいな青空、風がやや冷たい。風に冬のなごりを感じる。朝からラジオのリスナーからのお便りの紹介で「○○さん、きょうで退職お疲れさん」といった類のメッセージを何度も聞いた。そうか、きょうは年度末。日本人にとって特別な月となった3月も今日で終わる。


きょうを限りに人生の第1ステージから降りる人、あすからそのステージに上がる人と世の中は新陳代謝しているが、今年はステージに上がることができる人が少なく社会問題になっているようだ。


今年も自宅の門の前で甘い香りが漂い始めた。ニオイスイセンが咲き出した。正式な名前は知らないが、もっともこの花の特徴を現しているのでニオイスイセンとしておこう。


● 83歳になる長兄、入院中の病院を追い出されきょうから施設に入る。80歳になる次兄は原因のわからない病気で先週から入院。わがファミリーにとっても3.11の国難に匹敵する災難。復興はおろか復旧もできなくなる前にやりたいことをやっておくことがいかに貴重なことか痛感。