きょう5日は暑からず寒からず、快適な時節と言われる二十四節気のひとつ”清明”。文字通り暦どおりの日となった。このころの自然界を彩るのは桜。
   「世の中に たえてさくらの なかりせば  春の心は のどけからまし」

 5〜6分咲きの三好池 4/5 2〜3分咲きの四つ池 4/5


在原業平の歌のように、昔から桜の花が咲くのを心待ちにし、散るのを惜しんできたようだ。それは今も同じで、クマさんの日記でもどこそこの桜は去年の今頃は満開だったのに今年は遅いとか・・・気がもめる。


春爛漫 三好公園   4/5


桜の開花予想が報じられ3月から5月にかけて桜前線が列島を北上する。それにともなって花見だ。今年は震災の関係で”自粛”だ、いや”景気づけ”だと論議を呼んでいる。都知事と大臣との論争にまで発展している。


先日の緑化センターでの「季節の花めぐり」でガイドの先生から桜に関して”目からウロコ”の話。桜は毛虫などに葉を食べられないように「用心棒」を雇っている。葉に「蜜腺」という小さな粒がふたつ付いていて、ここから甘い蜜を出す。これを目当てにアリがやってくる。アリは小さな毛虫などは簡単に殺してしまう。つまり、桜は蜜の報酬でアリを用心棒として雇っているということらしい。 へぇ〜。