音楽の巨人たちが息づく街

中欧旅行 その2−1 音楽の巨人たちが息づく街

中欧の都市は音楽の巨人たちが今も息づく街だった。クラシック音楽ファンでもない自分ならずとも歴史の彼方にあった名前が、ぐっと身近に感じられた。


● ウィーン

ウィーンの北はずれハイリゲンシュタットにベートーベンが聴覚を失ったことに絶望して遺書を書いた家が遺書の写しとともに記念館として残っている。近くにベートーベンが曲の構想を練ったと言われるベートーベンの散歩道がある。



写真右はベートーベン記念館にある彼の胸像。左はウィーン市立公園内に立つ「美しく青きドナウ」などでおなじみのワルツ王ヨハンシュトラウスの金ピカの像。





写真左はウィーン国立歌劇場。指揮者小沢征爾音楽監督をしていた。写真右は世界一のオーケストラ、ウィーンフィルがコンサートを開く楽友協会ホールのある建物。これらの建物での聴衆となることはクラシック音楽ファンにとって悲願だろう。ゴルフファンがゴルフの聖地セントアンドリュースでプレイすることに憧れるように。




● ザルツブルグ

ザルツブルグが生んだ天才モーツァルトは写真右の家の4階で誕生。17歳までここに住む。彼が使用した楽器、自筆の楽譜や手紙が展示されている。写真左は近くのモーツァルト広場に建っている銅像





写真左:モーツァルトが17歳の時に一家はこの建物の2階に引っ越した。日本の保険会社の多額の寄付で再建された。モーツァルトの曲を聴きながら資料が閲覧できる。写真右:ザルツブルグ音楽祭の主会場である祝祭劇場。2006年のモーツァルト生誕250周年を機に小ホールが大改築された。



クラシック音楽界の帝王として君臨し続けた指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの生家がザルツブルグ市内にある。生家の壁にプレートが掲げられ庭にタクトを振る立像がある。



クラシック素人の自分でさえ、これだけの音楽の巨人たちの足跡をちょっと立ち寄る程度か車窓から眺める程度ではどうも消化不良気味だ。そこで、それを補うために今年の初めに買った「NHK名曲アルバムCDコレクション 音楽の都ウィーン編」を引っ張り出しそれを流しながらのカキコと洒落込んだ。 プラハ、その他は次回。