大男 総身に知恵がまわりかね

5月に入り日の出の時刻も4時台。ウォーキングもサマータイムで6時スタート。実にすがすがしい。ひんやりとした空気で身が引き締まる。農道の路傍にハハコグサが群生している。黄色の花といっても小さくて地味な黄でつい見落しがちだ。遠目に雑木林に白いものが見える。近づくとアセビだった。

 

ハハコグサといいアセビといい、けさは変な名前の草木ばかりが目に付いた。「母子草」の名前の由来は知らないが何だか歌謡曲の題名とか三益愛子出演の昔の母物映画の題名を連想する。アセビは「馬酔木」と書くように馬が食べると酔って足がなえることから来てるらしい。


● ホリエモンが騒動を起こした時「想定外」と言う言葉が流行語大賞にノミネートされるほど流行った。今回の震災・津波による原発事故でも「想定外」というのは言い訳に過ぎないなどと論議を呼んでいる。


自動車業界も今回の震災で部品調達ができなくなり操業をダウンさせている。これは「想定外」の一言では済まされないことではないか?4年前の中越地震の際に部品の調達は1社だけにしておくことに大きなリスクがあることをいやと言うほど経験しているはずだ。それが生かされていないのではないか?


自動車メーカーから1次の部品メーカーに対しては複数社に分けて発注がなされていても、その先の2〜5次になると、再び1社に集中していたのである。特に半導体、ゴムなどの素材において1社集中が顕著だった。と先日配信されたメルマガに出ていた。


世界の代表的なグローバル企業でも部品調達の末端まで目が届かなくなっているようだ。厳しい見方をすればこれは決して「想定外」ですまされない。「大男総身に知恵が
回りかね」だろう。