洋の東西
中欧旅行 その5 洋の東西
我々の眼に入る景色は洋の東西でまるきり異なって当然だがまさか、ここまでやってきてこんな風景に出くわすとは・・・と目を疑いたくなるようなことがザルツブルグ南のハルシュタット湖であった。それとは逆に、洋の東西を問わず同じだと思っていた植物が意外なところで異なっている部分があることがわかった。
3ハルシュタット舟屋_edited-15%.JPG 伊根の舟屋2_edited-250%.JPG
ハルシュタットは湖、伊根は海と言う違いはあるもののどちらも山にへばりつくような場所。波静かな場所だ。厳しい立地条件から生まれる生活の知恵は洋の東西を問わず同じだと実感。
セイヨウタンポポ_edited-12%.JPG ニホンタンポポ’11.5-13%.JPG
欧州を高速道路で移動する際にトイレ休憩はコンビニが併設されているガソリンスタンド。スタンドの周囲に緑地が設けられて所が多い。チェコ国内を移動中、あまりにもたくさんのタンポポが群生している緑地があったので日本のそれとはどこが違うだろうと念のため色々な角度から写真を撮った。
悠学カレッジ、ふるさとの自然の講師芹沢先生の著書「春の野の花」で調べる。花の下のうろこのようなものが上を向いて重なり合っているのがニホンタンポポ。そりかえってたれさがっているのがセイヨウタンポポ。との解説だった。
国内の町の中の空き地などのはセイヨウタンポポ、田畑もまわりなどにはニホンタンポポが多いそうだ。写真のニホンタンポポは農道に咲いていたもの。考えてみれば、チェコで撮ったセイヨウタンポポ、そう珍しいものではないということだ。セイヨウタンポポは国内でも町の中でよく見られるということで、取り立てて日記に書き留めるほどのことでもなかった。「何事も、やってみて(調べてみて)初めて分かること」としておこう。