大本営発表

2日前の日曜、多治見で高校の同窓会。♪ 薫風かおる 春五月  桜並木に佇めば・・・と 生徒歌 「薫風かおる春五月」の大合唱をしてきた。まさしく歌のとおり連日の夏日で風薫る季節だ。


庭ではバラの花が賑やかになってきた。この春デビューしたと思われるアゲハ蝶がまだ不安げに花にしがみついているように見える。




● 大本営発表

福島原発の1号機に続いて2、3号機でも核燃料が圧力容器の底に完全に崩れてたまるメルトダウンがおきていたことが、東電が公表したデータで明らかになった。政府も東電も4月に6〜9カ月間で原子炉を安定した状態で停止させるという「工程表」を示したがこれらのメルトダウンにもかかわらず、作業手順の変更はあっても6〜9カ月間という期間の変更はないという。


昼のテレビを見ていたらある原子力学者が言っていた。爆発が起きたときから学者、東電、政府ではメルトダウンはわかっていた。発表された工程表はメルトダウンが織り込み済みのものだから期間の変更はない。早い段階で公表すると損害賠償の交渉に影響が出るから公表されなかった。損害賠償の枠組みが決定されたから今般公表された。と。


もし、これが本当だとすればクリーンでオープンな政治のスローガンを掲げた党の看板がどうなったと言いたい。まるで、戦時中の大本営発表と同じでないか。マスコミも分かっていたが、東電は上得意のスポンサーだから遠慮したのか?いつになっても、バカをみるのは庶民ばかりと愚痴のひとつも言いたくなる。