中欧旅行 ウィーンの世界遺産

中欧旅行 その12  世界遺産ー7

国全体が世界遺産といえるほど、歴史的建築物や文化遺産があるオーストリア。その中でも、首都ウィーンにはふたつの世界遺産がある。ひとつは、シェーンブルーン宮殿、いまひとつはウィーンの旧市街が登録されている。


 ● シェーンブルーン宮殿

ウィーン南西部に建つシェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮。外壁の黄色は女帝マリア・テレジアが好んだ色でテレジアンイエローの名がある。幼いモーツァルトマリー・アントワネットに求婚したエピソードの舞台となったのはこの宮殿。広大な敷地には動物園や温室もある。宮殿から小高い丘にある軍事記念碑まで歩いて行くのに20分かかるとか。宮殿内の部屋数も1441室。1時間半ほどの見学時間では、宮殿の空気に触れた程度の思い出しか残らない。ここでもパックツアーの悲哀を感じた。

シェーンブルン宮殿1-13%.JPG 直 ← クリック

シェーンブルン宮殿3-13%.JPG 直 ← クリック

宮殿内軍事記念碑グロリエッテ-13%.JPG 直  ← クリック



● ウィーン旧市街

ウィーンは古代ローマ時代からの歴史を持ち、その旧市街には様々な時代に立てられた様々な建築様式の建造物群が現存する上、近世以降「音楽の都」としてヨーロッパ文化史上で重要な役割を果たしたことなどが評価され世界遺産に登録された。

★ 音楽の都ウィーンの象徴 国立オペラ座
  パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場のひとつ。昨年まで小沢征爾音楽監督をしていた。

  オペラ座2-13%.JPG 直 ← クリック



★ ウィーンのシンボル シュテファン大聖堂
  12世紀半ばからロマネスク様式の教会として建てられ14〜16世紀に現在見るゴシック様式に改築された。

 14シュテファン大聖堂1-13%.JPG 直 ← クリック



★ 栄華を極めたハプスブルグ家の王宮
  ハプスブルグ家が13世紀後半から600年以上にわたって住居としてきた王宮(ホーフブルグ)。

 ハプスブルグ家王宮ホーフブルグ宮殿-13%.JPG 直← クリック



★ ホコテンの旧市街中心部 ケルントナー通

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★ ギリシャ神殿風の国会議事堂
  民主主義発祥の地であるギリシャの古典様式が国会議事堂にふさわしいと採用され1883年に完成。

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★ 塔の高さが98mもある市庁舎
  ネオゴシック様式の市庁舎は1873年に建てられた。

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★ ヨーロッパの名門ウィーン大学
  1365年に創立されたドイツ語圏最古の大学。建物はルネッサンス様式で19世紀後半に建てられた。
  
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★ 白い塔が美しいボティーフ教会
  フランスの大聖堂を手本にしたネオゴシック様式美しい姿は1879年に建てられた。

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★ ウィーンフィルの本拠地 楽友協会
  音楽文化を普及させるために1812年に創設された楽友協会の建物は1870年  に建設された。この中には音響の素晴らしさで知られる大ホールがある。

 ウィーンフィル楽友協会-13%.JPG 直 ← クリック