世界遺産　ブダペスト - クマさんの日記

　　　中欧旅行１３　　世界遺産ー８

中欧諸国の周遊で最後のブダペスト観光はざくっと終わらせてしまいがち。でも、ここにはもう１泊したくなるような歴史あり、温泉あり、グルメありで世界遺産もある。ドナウ川両岸に見られる王宮の丘や、くさり橋、国会議事堂といった歴史的建築物、そして英雄広場とその周辺が世界遺産として登録されている。

★　くさり橋

ドナウ川を境に西に広がるブダ、東のペストのふたつの町を結んだのがくさり橋。１８４９年完成。対オーストリア（ハプスブルグ家）独立戦争、第２次世界大戦ではドイツ軍、ハンガリー動乱ではソ連軍と歴史に翻弄されてきたこの橋は、ハンガリー近世史の生き証人でもある。

★　王宮

１３世紀の半ばハンガリー王ベーラ４世により創建され、その後１６世紀にはトルコの侵略で壊滅。ハプスブルグ家の支配下に入り大火災を経て１９０４年に完成したものの、２度の世界大戦で大打撃を受け１９５０年代に今ある姿になった。現在は美術館や博物館に使われている。

★　マーチャシュ教会

ブダの丘にありブダペストのシンボル的存在。１３世紀半ばに建てられ、１４世紀にゴシック様式に改築された。

★　漁夫の砦

ドナウ川沿いにロマネスク様式で建造された城塞。ドナウの漁師の組合が守っていた事から名づけられた。

★　国会議事堂

ブダペスト観光のハイライトのひとつ。１７年の歳月をかけ１９０２年に完成。

★　聖イシュトヴァーン大聖堂

建設に約５０年の歳月をかけ１９０５年に完成。名称になっているイシュトヴァーンは初代ハンガリー国王。

★　英雄広場

ハンガリー建国１０００年を記念して１８９６年に造られたブダペスト最大の広場。記念碑の左右に扇状に並ぶのは歴代の国王や将軍、芸術家など１４人のハンガリーの英雄たち。

★　ドナウ川両岸に立ち並ぶ歴史的建造物群

ドナウ川クルージング。”美しく青きドナウ”とは言いがたいが、両岸に立ち並ぶ建造物群はどれをとっても歴史を感じさせる。そして橋を通る路面電車も川沿いに走る郊外電車は実にカラフルだ。

ブダペストでも時間が足りなかった。ホテルでの温泉と温泉プールは入ったが、古代ローマ時代から続く温泉を体感したかった。聞くところによると市内に５０近い温泉浴場があるそうだ。自由散策の時間に市場に行ったが、時間が足りず駆け足で終わってしまった。