雑感


激動と言おうか驚異と言おうか悪夢のように過ぎ去った2011年の前半。行く先を象徴するような不安定な梅雨空の中で、その後半がはじまった。考えてみれば、日本の大震災はもとより北アフリカではじまった民主化の波がいまだに壁に突き当たっている。ギリシャの財政危機はなお崖っぷちに立たされている。


クルミというとリスを連想し、リスは深い山に生息している。従ってクルミは深い山にある。とイメージする人が大半でないだろうか。自分も三好に越してくるまではそう思っていた。ところが、ウチの周りにはクルミの木が何本もある。そして、秋には落下した実を道端でよく見かける。ほとんどの木は5m上もある大木だ。この季節になって、青い実が高いところで見かけられるようになった。


あくまでも推測だが、クルミの木がこんな人里に何本もある理由はこうだと思う。クルミは長野県が日本一の生産県。この三好丘の開拓では長野県からの人が多い。その際に長野県から持ち込んで三好にも植えたのではないだろうか。高遠桜も長野から持ち込んだものがウチの近くにある。
 

きょうから東京電力東北電力管内で電力使用制限がはじまる。節電の呼びかけで熱中症での死者が出る。震災後ようやく立ち直りの兆しがでてきた製造業に水を差してはならない。高い電気料金になれば製造業の海外移転に拍車がかかる。原発容認の是非を争点に衆院解散を狙っている菅総理。などなど様々な意見がマスコミで交錯している。短期、中長期に分けて論点を整理してもらわないと頭の中が混乱する。