雑感


昨夜からの雨がきょう一日降り続いた。麻雀もお休み。お蔭で内外の雑事がいっきに片付いた。こんな日が週に1日でもあるといいと思える。サンデー毎日のくせしてちょっと贅沢か?


今年もウォーキングコースの途中の畑の柵沿いに銀梅花(ギンバイカ)が咲き出した。糸のように細いオシベが特徴的で美しく花びらより目立っている。ネットで調べると名前の由来は梅の花に似ている花色の「白」を「銀色」に例えたところからのようだ。あまり派手でもなく楚々として嫌味がない。主張はするが、出過ぎない品のいい花だ。


おとといの新聞にこんな記事が目に留まった。「中世から20世紀に至る歴史を語るとき欠かせないのが600年以上にわたって君臨したハプスブルグ王朝の存在。その王朝はオーストリア・ハンガリー帝国が第1次世界大戦に敗れた1918年についえた。そのとき6歳。最後の皇太子だったオットー・フォン・ハプスブルグ氏が96歳で4日に亡くなった。武力より結婚によって国土を広げさまざまな文化や言語をもつ民族を束ねる統治の仕方が真骨頂だった。」


去年、今年と欧州を旅行しなかったらこの記事はおそらく目に留まらなかっただろう。少々オーバーな言い方をすれば、欧州の観光をしてガイドさんからハプスブルグ家の話が出ない日は1日たりともないぐらいだ。それだからこそ、この記事が非常に身近な関心事になった。旅行は見聞・知識を広げ、世界を狭くしてくれる。