明暗ふたつの引き分け試合


朝晩は秋、昼間は真夏日といった感じの天気。涼しい内のウォーキングで農家の作業器具小屋を覗くと雑木林に沿うかたちで何本かの柿の木。赤く色づいた柿が鈴なりだ。実った柿がポタポタと地べたに落ちている。まさに”里の秋”を感じさせる風景だ。


きのうはサッカーにプロ野球に”薄氷を踏む思い”の引き分け試合が「明」と「暗」を分けた。


「明」の引き分け試合は女子サッカーなでしこジャパンロンドン五輪アジア最終予選北朝鮮戦。素人目で見ても薄氷を踏む思いの引き分け試合だった。防戦一方の感じだった。原因はまず、連戦と優勝フィーバーの疲れ、2つ目に絶対勝たねばならないというプレッシャー、さらには相手に研究し尽くされたことの辛さではなかっただろうか。それでも五輪出場権獲得は見事だ。


「暗」の薄氷を踏む思いの引き分けは昨夜のドラゴンズ、ジャイアンツ戦だ。ドラフト1位とはいえ、新人投手にたったの2安打とはぶざまだ。残り試合40を切ったから1カード2勝1敗のペースで進まなければならないのだ。引き分けでは負けと同じだ。打撃陣が奮起しなければダメだ。ジャイアンツ3連戦でナゴヤドームの観客が3万を超したことが1度もなかった。なでしこジャパンと比べ、なんと暗い引き分け試合のことか。