ナンキンハゼ


終日日ざしもなく、じっとしていると肌寒さすら感じる一日。そんな中、三好丘のバス通りの街路樹ナンキンハゼの紅葉した木の周りだけはパッと明るさをあたり一面に振りまいている。風当たりのいい場所だけが紅葉し、まだ青い葉の木もありまだら模様だ。季節の移ろいを感じながら先に、先にと進むうちにとうとう家から三好丘駅まで約3k往復6k歩いてしまった。



白い実がまだ残っている木があった。硬い殻があるようだ。実から油を取り出して和ろうそくを作るそうだ。NHK朝の連ドラで有名なった飛騨古川の和ろうそく屋の主人から聞いた話を思い出した。



欧州経済危機、TPP、オリンパス、タイ洪水など連日の大きなニュースについつい目を奪われがちだが、どうしても書き留めておきたいことがある。裁判員裁判になって多忙の中ボランティアに近い報酬で、自分の投じた一票により他人を死に追いやるといったギリギリの選択を負わされている人たちがいる。その一方、法務大臣は死刑の判決が出て何日か以内に死刑執行のハンコを押さなければならないのに死刑制度は主義主張にに合わないと言ってハンコを押さない。


国民に死刑の判決を押し付けておきながら、自分は大臣という名誉と様々な権限をもらいながら職務を遂行しない。死刑制度が主義主張に合わなければ大臣の声がかかっても拒否すればよいのではないか。総理大臣の任命責任もあるのではないか。