喝! あっぱれ!


久方ぶりの本降りの雨。しかも終日の雨。果たして、これがホークスに王手をかけられたドラゴンの涙雨になるのではないかと嫌な予感がする。今、4回の表2−0で勝っている。「勝負は下駄を履くまでわからない」とはよく言ったもだ。敵地で2連勝して圧倒的優位に立ったと思われたドラゴンズがホームでよもやの3連敗。後がない。勝負事には何が起こるかわからない。


この厳しい勝負の世界でプロゴルフの選手は人気に浮かれての気の緩みかどうも厳しさが足りない。きのうの新聞のスポーツ面に小さな活字でこんな記事がふたつもあった。ひとつは、女子ゴルフの大王製紙エリエール・レディースに出場予定だった上田桃子と昨年優勝の韓国選手は出場選手登録を怠ったため、出場できなくなった。ふたりとも「うっかり忘れた」ようだ。もうひとつは、男子のダンロップフェニックスで韓国の選手が、ラウンド中にカメラマンが撮影した連続写真でフォームを確認して失格となった。 男女とも人気選手たちだ。それこそ、喝!だ。


同じプロでもこちらはプロの歌手。今、由紀さおりが欧米でブレイクしているそうだ。昭和44年(1969年)「夜明けのスキャット」がヒットしてそれ以来40年以上にわたって第一線で活躍。そして、今米国のオーケストラと組んで日本語で歌ったアルバム「1969」が欧米で大ヒットしているそうだ。ひとつの時代を彩った歌とその歌い手の生命力は言語を超え人々の心に沁みとおる。プロとしての精進の賜物だろう。それこそ、あっぱれ!だ。