日本シリーズを振り返る

                        冷たい北風、今にも雪が降り出しそうな黒い雲、小春日和が続いたかと思っていたらいっきに初冬の気配。三好丘メグリア前のモミジバフウの並木が色づいた。冷たい北風に煽られて並木道には大人の手のひらより大きなモミジの形をした楓の葉っぱが舞っている。ええ歳したおじさんがその葉っぱを拾い集めてきた。




きのうのカキコにはドラゴンズの敗戦の悔し紛れに読売内紛に八つ当たりなどもした。一夜明け、冷静に今年の日本シリーズを振り返ってみると、大差のついた壊れたゲームは1試合もなく見事なゲームばかりだった。どの部門のデータをとっても圧倒的に優位なホークスに対して、ここまで戦うドラゴンズの監督の采配、選手の集中力、試合巧者ぶりは称賛に値する。


破壊力のあるホークス打撃陣をほぼ完ぺきに抑えきっているドラ投手陣と守備は立派だ。しかし、野球は点を取らなくては勝てない。この混戦日本シリーズの勝負を決めたのはやはり打撃力の差と言わざるを得ない。


今年限りと既に戦力外通告を受けている、河原、佐伯をこの大事な日本シリーズに出場させてやる落合監督の粋な計らい、ほかの監督ではまねのできないことだろう。来シーズンのドラゴンズ、試合に勝つことは落合イズムの遺産でできるだろう。OBの監督スタッフ陣で客の呼べるチームになるだろう。”強くて、客の呼べるドラゴンズ”になることを期待したい。