ごがわく

寒さが和らぎ、青空が澄み渡る小春日和。早いもので明日からは12月だ。12月が来るとは思えないような陽気の中でのウォーキング。三好丘丘陵地の稜線上にある柿畑に今年もツルウメモドキが姿を現してきた。柿の木の高いところだ。直径が1cmにも満たないようなこの実は、10月頃に緑色からだんだんと黄色くなる。いまこの時期 熟して3裂した中から赤い種子が顔をのぞかせたものがわずかながら出始めた。やがて赤い実と黄色い殻が冬の澄んだ青空に見事なコントラストを描き、色彩のない冬に彩をそえてくれる。

               


先日古くは広く使われていた方言「ごたあげさま」のカキコをしたら、尾張地方でも使っていた。懐かしい言葉に久しぶりに接した。「ごぶれいします」などもその手の言葉だね。などとコメントをいただいた。きのうからのニュースを見聞きしてふとこんな言葉が浮かんだ。


沖縄防衛局長の侮辱発言にさぞかし沖縄県民の方たちは「ごがわあて、ごがわあて・・・」とか「ふんとに、ごがわぁてかんわ」そんな気持ちだろう。ネットで調べると、「業を煮やす」が語源で「業を沸かす」に転じたものらしい。「ごがわく」というのは「煮える」を通り越して「沸いて」しまっている。それほどまでに怒り心頭ということだろう。


たとえオフレコの懇親会といえども、言っていいこと悪いことの分別のある立場の者の発言とは思えない。役人の驕りか?使命感・責任感の欠如だろう。これは時期が時期だけにかばいようがない。


一つ疑問がある。オフレコの約束で開いた懇親会。そのルールに反して公表した新聞社は発言した当人や同席の記者仲間に断って公表したものだろうか?国民の知る権利とか人権を無視した発言だからといってルール違反して無断で公表するのもどうかと思うが・・・。