マラッカ海峡

2日続きの雨も午後には上がり陽射しも出てきた。最高気温が10度を超したのは何日ぶりのことだろう。明日からはまた冬型の気圧配置で寒くなるとのこと。そう、簡単には春もやってこない。



マレーシア旅行の際マラッカへ訪れた。マレー半島インドネシアスマトラ島を隔てる海峡、マラッカ海峡で有名だ。首都クアラルンプールから高速道路で約2時間半。15世紀の初め頃から東西の貿易船が行き来して海のシルクロードの東の拠点として栄えた。現在は東アジアと中東・欧州などを行き交う船が年間5万隻を超えるそうだ。それだけに海賊行為が横行して日本の船も被害を受けている。スエズパナマ両運河、ホルムズ海峡と並んでマラッカ海峡は世界最重要のシーレーンといわれている。


そんな緊張感が漂うマラッカ海峡を見て帰ったら、国民の生命と財産を守る安全保障のカナメであり、普天間の固定化を何としてでも回避する大仕事の最高責任者が国会で小学生が先生から質問されるような問答をやっているのではないか。
おまけに「国会内でコーヒーを飲まない決意で臨みたい」神妙に答弁している。過去に議事堂内で表明された決意のなかで、最もピントのはずれた、最も物悲しい決意かも知れない。