フキノトウ


きのうとは逆にお昼前は青空が広がり、午後になると雪が舞ったとと思ったら、いつの間にか青空が出るといった目まぐるしく変化する天気の一日。三好丘丘陵地の稜線上は肌を刺すような冷たい風だ。


朝のウォーキング中、丘陵地の畑の土手で7〜8cmもあるフキノトウを見つけた。フキノトウといえば春先に雪解けの地面に顔を出すといった姿をイメージしがちだ。畑の土手で、しかもこんなにも大きい。きっと栽培種だろう。寒気が流れ込み、この週末は一段と厳しく冷え込むと言う。だが、寒さの底で何かが兆している。春の訪れを告げるフキノトウの姿を見つけたのだ。


先月、テレビでやっていた。将棋の米永邦雄永世棋聖がコンピュータと勝負して負けた。その一部始終を放映していた。米永氏の回想がある新聞のコラムに載っていた。コンピュータと対局する前に夫人に「勝てるだろうか」と問いかけたら
夫人の答えは「勝てません」。全盛期に比べて、決定的に欠けているものがあるという。「あなたはいま、若い愛人がいないはずです。それでは勝負に勝てません。」米長氏の回想も将棋を離れて、サンデー毎日族の生き方の参考になりそうである。”心に若い愛人を”なかなか含蓄のある言葉でないか。