季節の移ろい


午前中穏やかに晴れて野良仕事もはかどったと思ったら昼過ぎには突然の通り雨。梅の開花が遅れたとか、寒の戻り云々とかいいながらも毎日のウォーキングのコースを少し変えると足元の草花はいつの間にか春の装いになっていることに気づかされる。


庭の片隅のアジサイの新芽もその内のひとつだ。ついこの間までうすい茶褐色の枝の先端に赤ちゃんの爪より小さなチョコレート色した新芽が出ていたかと思っていたら若草色のみずみずしい新芽だ。枝は冬、新芽は春。梅雨時の開花に向かっていま第4コーナーに差し掛かったところだ。




丘陵地の畑の土手、その下を先週通った時にはまだ咲いてなかった。けさは、雑草で緑のじゅうたんを敷いたような土手に花径3cmほどで純白の花が群生していた。”掃き溜めの鶴”ならぬ”雑草の中の白鳥”と言った感じだ。花ニラだ。
ネットで調べると、野菜のニラとは同じ科だが属が違うらしい。葉がニラに似ているから花ニラのネーミング。葉っぱをちぎるとニラのにおいがする。野菜のオクラと花オクラの関係に似ている。


花木の動きはメリハリがあっていい。それにひきかえ、わが生活は午前中はウォーキングとグラウンドゴルフか野良仕事、午後麻雀で夜パソコンに向かって日記。これの繰り返し。なんだか惰性で動いているだけのような気がする。