すがすがしいスイセン


朝から雲ひとつない青空。風がなく、春を感じる陽気になった。こんな日が来るのを待っていたのだ。ところが、早朝のラジオのお天気お姉さんが言っていた。「まだまだ、冬物はしまわないでください。寒い日が来ますヨ。とくに、あさっての土曜から来週の初めにかけて。」と。


ラジオ深夜便、きょう3月29日の誕生日の花は「カタクリ」と言っていた。期せずして中日朝刊に香嵐渓カタクリ満開と写真が出ていた。自分が仕組んだわけでもないのに、こういうことに接するとなぜかうれしくなる。一方で、密かにカタクリを写しに行くことを計画していたのに新聞に出てしまって人ごみでごった返すこと請け合いで残念にも思う。


丘陵地にある休園中のブルーベリー園の土手に今年初めてこんなスイセンが咲き出した。なにせ、スイセンの種類は1万種近くあるそうだ。ここのものは、ウチに咲くものや近所で見かけるものよりずっと花が大きい。名前はわからない。
すがすがしい感じがする。


グラウンドゴルフから車で帰るときのこと。交差点を左折しようとしたら、自転車に乗った小学生ふたりが横断歩道の前で止まりニコニコしながら手で先に行けと合図をしてくれた。車が自転車に道を譲られたのだ。小学生はおじいさんの運転振りを危なっかしく感じたのだろうか?それとも、普段両親の運転する車に乗った時歩行者を渡らせてあげるのをみていて一度は自分もやってみようと思っての行動だったのか?

いずれにせよ、せっかくの好意を無駄にしてはいけないと思って、あえて譲ってもらった。名前のわからないあのスイセンのようにすがすがしい気分だ。