春の嵐


朝からの雨はお昼前には”春の嵐”に。嵐の去った昼下がりには西の空が明るくなり時折春の陽光が。ただ、風が冷たく寒さが戻った感じ。目まぐるしく天気の変わった一日だった。去年の今頃にはウチの門の前に立つと甘ぁ〜い香が漂っていた。イトスイセン、別名ニオイスイセンだ。今年はご他聞にもれず開花が遅くまだ写真のような状態だ。桜の開花の頃には甘い香りを届けてくれるだろう。


消費税増税法案が春の嵐の中、閣議決定・国会提出にたどり着いた。春の嵐は亀井前線、小沢前線とふたつの寒冷前線によるものであった。連立を離脱した国民新党と離脱しなかった国民新党、どっちが本物かワケわからん。小沢グループの面々、政府が閣議決定したほどの重要法案など度重なる機関決定に異を唱え続けるなら政務三役や党の役職などの辞任にとどまらず離党するのが筋ではないか。


けさの春の嵐を呼んだ寒冷前線はすばやく去ってくれた。だが、政界の春の嵐を呼んだふたつの寒冷前線はいつまでも停滞している。われわれ有権者はこんな気象状況の中で国の命運を託していると思うと寒い。寒い。