またもや春の嵐


31日の土曜日に続ききょうも春の嵐。土曜日の嵐は短時間だったが、きょうはお昼前から夕方まで。台風並みの強風と雨。5月の嵐”メイストーム”はよくあるが、”エプリルストーム”は余り聞いたことがない。転倒死など被害が各地であったようだ。


きのうの名古屋での月例会。一言居士ぞろいに酒が入るから談論風発この上なしの状態だった。先日内閣府の検討会でまとめられた南海トラフ沿いの巨大地震についての新たな推計についてだ。津波は34mに達するところがあり、震度7の地域は10県にも及ぶという衝撃的な内容だ。


大方の発言を要約するとこうだ。良識派の意見は、これほどの最悪パターンまであえて語られるようになったこと自体が、3.11を体験したこの国の変化。この推計を直視して、何をなすべきかを考えて災いを減らす(減災)ことしかない。
                                     

へそまがり派の見方は、専門家たちは東日本大震災以後「想定外」が許されなくなったから、これでもか、これでもかと最悪のパターンを積み重ね「これなら、文句ないだろう」と言わんばかり推計。「最悪のパターンの積み重ね」という前提が飛ばされ、発表された数字と地名だけが一人歩きして却って国民が混乱する。残り少ない人生、存命中には推計されたような震災が起きないことを願うのみ。


自分はどちらかと言えば後者の方に近い。