競泳の黒人選手


いつまで続くこの冬の寒さ。黒笹の小高い山の上にあるグラウンドで”きたよし地区”のグラウンドゴルフ大会。約百人が参加。容赦なく吹き付ける北風にみな震えあがった。時折差し込む陽射しのぬくもりに有難さを感じるジジババたち。


午後4時過ぎて日が傾きはじめると寒風と弱くなった陽射しのためだろう。花壇の黄色いフユシラズはもう閉店で開いていた花を閉じてしまっている。


今、ロンドン五輪の選考会を兼ねた競泳日本選手権が開かれている。競泳の国際試合をテレビで見ていつも思うことだが、競泳にはどうして黒人の選手がいないだろうか? 黒人の大統領の米国で今更黒人差別はないだろう。国際大会の陸上短距離で決勝に残るのは全部黒人といっても過言でない。プロバスケットボール然り。保守的な雰囲気があり、比較的最近門戸の開かれたゴルフでもタイガーウッズ、テニスでもウィリアムズ姉妹が活躍している。


競泳だけはなぜか?こんな理由でないだろうか。一つ目には黒人とは同じ水に入りたくないという黒人差別が意外と根強い。二つ目には競泳ではバスケ、フットボール、野球、ゴルフほど金が稼げない。三つ目には(どの部分ががどうだと言うことはわからないが)体のつくりが水泳には向いてない。そんなことではないだろうか。