春はビタミンカラー


きのうの雨も上がり、朝から陽射しに恵まれて春らしい暖かさに。公民館の掃除当番。きのうの風雨で桜の落花は相当なものだった。花の塵となって道路から公民館の中庭一帯に敷き詰められたような状態だ。いくら当番でも、この花の塵をほうきで掃いてしまうような無粋なことはできない。きょうは公民館でいくつもの行事があって訪れる人も多い。その人達にこの美しい落花を愛でて貰うのだ。勝手に理由をつけて手抜きができた。


きのうの中日新聞の「花」欄。「春はビタミンカラーで」と言うタイトルで黄色を主体にした生け花の写真が載っていた。ラッパスイセンラナンキュラスを花材にして春の軽やかな心を表現したという触れ込みだった。和風の生け花におよそ似つかない「ビタミンカラー」などという横文字のキャッチフレーズに斬新さを感じた。        


3日ほど前からウチの食卓に甘い香りをということで、庭のニオイスセン(イトスイセン)、ラッパスイセン、休耕田から貰ってきた菜の花が飾ってあった。みな黄色い花だ。こちらは単に身近にある花を集めたのがたまたま黄色だっただけのこと。新聞の生け花の先生は「春はビタミンカラー」と称して黄色い花。同じような花材を使っても、やっぱりプロの発想、生け方の技術は違うものだと感心しきり。