原発再稼動


午前中は降ったりやんだりのぐずついた天気。午後からは薄日が差したと思ったら青空も出てきた。


今朝の新聞。一面にデカデカと「大飯再稼動方針を決定」。民主党政権のこれまでやってきたことは納得のできないことばかりだったが、この再稼動について少々不満は残るものの珍しく支持できる。素人の浅はかな考えかもしれないが・・・。


使用済み核燃料の廃棄処分の方法が未だに決まっていないというのに原発を新たに建設して行くようなことは当然反対だ。今、とにかく再稼動はダメと反対している人達は稼動が止まれば何の心配がないと思っているのではないだろうか?運転は止まっていても核燃料棒は残っている。稼動を止めたらすぐ廃棄処分なんてできるワケがない。            


福島の事故の原因究明をベースにした安全対策と将来的なエネルギー政策とその工程表、54基の国内の原発を全部止めた場合の電力の需給バランスなどを国民に示した上で、当面は「稼動できるものは稼動してゆく」という政府のスタンスならば全面的に支持できる。しかし、今回はその辺の長期的な展望とそこまでに至る道筋が欠けていることが不満だ。



スリーマイル事故後の米国、チェルノブイリ事故後のロシアでも事故基以外は稼動し、新たな原発の建設はなかったという。わが国はパニックに陥って、稼動しているものまで全部止める。これでいいのか?3月末に内閣府の検討会から出された南海トラフ沿いの大地震とそれに伴う津波のデータ。「想定外」も困るがあまりにも厳しい予測が示されると、人は無力感に陥り対策に消極的になる場合もあるといわれる。 あんまり自虐的にならず、「稼動できるものは稼動する」ことだ。枝野さん、地元の理解を得る努力、頑張れ。


明日から火曜日まで日記はお休み。