原発 国民投票


薫風、五月晴れ、強い日差しで気温が上がるがからっとした暑さ。冬から待ち望んでいたのはこんな日なのだ。やっと、”春深し””初夏”を実感。梅雨時、アジサイとともに雨に似合う花クレマチス(鉄線)が庭でもう咲き出した。古い写真を調べてみたら、2009年から毎年大型連休中に咲き始めていた。人間の記憶はいい加減なものだ。


国内にある50基ある原発がきょうで全部停止する。北海道電力泊原発が定期検査入りすることによるものだ。福島の原発事故を見て、新規に原発を建設することに賛成する国民は自分を含めてまずいないだろう。我々が考えなければならないのは、50基の停止中の原発をどうするかということだ。止まっていたら安全という保障はどこにもない。ただ、単に放射能が心配だからといったような情緒的な感情で再稼動に反対している人達は短絡的過ぎないか?


停止中の原発のメンテナンスに莫大な費用がかかる。50基で年間3兆円かかるともいわれている。この際、政府は新規原発は建設しない。現在停止中の原発は最長40年間かけてすべて廃炉にし、核燃料棒の処分はこういう方法でする。廃炉にするまでの間、第3者委員会での安全チェックに合格したものは再稼動する。再稼動の同意を得る範囲をどこまでにするかで今回の大飯原発のように紛糾する。それなら、こうした政府案に対する国民投票をしたらいい。


自分がこの世から去る時にどこまで原発問題が進展しているか?あまり期待出来そうにもない。きょうは「こどもの日」。全人口に対する子供の比率が年々減少しているという。この子たちが社会人となる頃にはどこまで進展しているだろうか?何も決められない国政なら、国民が国民投票で決めてやる。