タニウツギ


青空こそ見えないが薄雲がかかった空から初夏の日差しが差し込む穏やかな一日。朝のウォーキング、連休中には行かなかった東名高速沿いのコースに行ったら、東名高速道の上り線の土手300mくらいにわたってウツギが満開だ。        
♪ 卯の花のにおう垣根に  ほととぎす早も来鳴きて

  しのび音もらす  夏は来ぬ


ウツギ、卯の花、どちらが本名か知らないが、お馴染みのこの歌に出てくる花だ。きのうのカキコ、ストーブを引っ張り出したことでコメンテーター氏に笑われたが、この花が満開だということはやっぱり初夏そのものだ。笑われるのも当然のことか。



一口にウツギといっても種類が多い。ネットで調べるも自信がない。おそらく、タニウツギだと思う。花が美しいにもかかわらず、余り評判がよくないようだ。カジバナとかシニビトバナといった呼ばれ方が昔からあるそうだ。真相はタニウツギの花には蜂がついていることが多く、その蜂が蚕の敵であるからのようだ。それで、花を家に入れさせないために火事になるとか死人が出るいう話でインパクトを与えていたらしい。


昔から唱歌の題材にもなったような栄光の花が、今ではドサまわりの芸人みたいに高速道の土手が活躍の場とは少々不遇ではないか?もっとスポットライトが当ってもいい花だ。




この先、ふたつの旅行と同窓会でまる2週間家をあける。地域の野暮用も含めると物理的に日記のカキコをする余裕がないので、あす5月9日から月末までクマさんの日記はお休みとします。6月1日から再開します。