サッカーが面白い


台風4号が接近中。午後からは雨風が強くなってきた。今夜からあすの未明にかけて最接近のようだ。大したサッカーファンでもないが、なぜかしら”なでしこジャパン”ならテレビ観戦してみるかという気になる。昨夜は小3のサッカー少年の孫の家で終わりの15分くらいだけを見た。彼いわく。「女子は全然スピード感がない。男子とは動きが違う。それに、観客の少ない試合は面白くない。」などと一人前に評論家みたいなことを言っていた。孫も自分がサッカーをしているだけに、なかなか見る目がある。     


確かに、連日放送されている欧州選手権や先日のW杯アジア地区予選の試合のハイライトシーンだけでもニュースで見た後では迫力に欠ける”なでしこジャパン”に見えた。先日、ウォーキングの際丘陵地の畑の土手で光輝いていたナデシコ。きのうの試合はフレンドシップマッチ。五輪のときには光り輝いてほしいものだ。


欧州ではユーロ危機とサッカーの欧州選手権でさぞかし騒がしいことだろう。ユーロからの離脱の危機が去ったギリシャが8強入り。再選挙の前日に8強入りを決めたことは選挙結果に何らかの影響を与えたかもしれない。その因果関係を論文にする学者がいるかもしれない。                                  


今EU経済で独り勝ちを謳歌している感のあるドイツ、サッカー欧州選手権の優勝候補だ。その最大のライバルがユーロ危機の最も大きな火種の国スペインだ。サッカーファンで知られるメルケル首相も二つながら気になって仕方ないだろう。後世の歴史家がサッカーがユーロ危機を救ったと言い放つような結果になることを期待したい。大して関心のなかったサッカーも、こうしてみると案外面白い。