先見のメイ


午前中の雨もお昼前には上がり、午後からは夏空も顔を出し夕方には台風一過のような爽やかさだ。先月の月末の梅雨の中休みの際、いつものメンバーとのウォーキングの前にひとりだけで夜明けとともにウォーキング。すると終夜営業の延長営業をしている花の姿にお目にかかる。そう、あの神秘的な花、カラスウリが化粧崩れをしながらもあの特徴的なレースをたたまずに営業を続けている。        


白い花は月の光の下でよく目立ち、花粉を媒介してくれる蛾に対し目印になっている。素人の推論だが、一夜花のこの花、受粉をして次の世代に種(しゅ)を残すためには少々の延長営業も厭わないだろう。このひたむきさは見上げたものだ。常に次世代、次々世代を念頭に置いて行動しているようだ。


ちょうど、そのカラスウリの花にお目にかかった頃だったと思う。トルコ旅行メンバーのメイパパさんがご自分のブログに一人乗りの車の普及にご執心のカキコがあった。自分は否定的なコメントをした記憶だ。ユーザーはミニカーと比べ、中小型のセダンの快適性、事故の際の安全性からなかなか乗りかえしないだろう。メーカーも利幅の少ないミニカーには乗り気でないだろうなどとカキコした記憶だ。


きょうの日経新聞国交省が軽自動車より小さい「超小型車」の認定制度を作り始めた。高齢者でも運転できる定員2人の車で、電気自動車の普及にも役立てる。乗用車の走行距離は10㎞以内が6割。乗員数も1〜2人がほとんどで、超小型車の潜在的ニーズは大きい。そして、自家用車だけでなく、行政や観光目的、カーシェアリングなど新たな用途も期待できる。概略そんなことが書いてあった。


さすが、メイパパさん。カラスウリと同様、次世代、次々世代を念頭に置いて物事を考えておられる。先見のメイがある。脱帽!(帽子をとったらどうか?そこまでは・・・)