野球の日にこと寄せて


強い日差しが照りつけ厳しい暑さの一日。それでも、立秋が過ぎたという気のせいか、日の出前のウォーキングでは”ひんやり感”が漂う。家庭菜園で、白いナスがなっているのを初めて見た。文字通りの白いナスだ。


甲子園の夏の高校野球が始まった。この夏休み、五輪でも同世代が輝いた。男子400m個人メドレーに、女子体操に。若々しい一投一打に精気をもらうとするか。あす8月9日は語呂合わせの野球の日。今年の中日、去年のように第4コーナーを回ってからの最後の追い込みでリーグ3連覇ができるか見ものだ。去年までと違ってファンあってのプロ野球に徹してきたことは大変結構なことだ。


去年までの中日は「勝ち試合は1点差でよし。負け試合は10点差だろうが1敗は1敗」負け試合では観客を無視したような選手起用。「勝負」の観点からすれば落合采配も納得行く。だが、プロ野球は「興業」だ。「勝負」至上主義が面白くない試合、観客離れという現象を起こしたのだろう。


公益事業が事業の公共性と営利性を両立させているように、中日も「勝負」と「営利性」を両立させてこそプロ野球だ。今年はその意気込みは感じられる。徹底したファンサービスも即観客増に結びついていない。成績も貯金が最多を更新しているものの、巨人がなかなか負けないためゲーム差が縮まらない。結果責任のプロの世界。奮起すべしドラゴンズ。


野球の日に事寄せて、わが愛するドラゴンズへの檄。